レザーバック作家 池田 明美 様

氏名池田 明美
住所神奈川県
作品レザーバック
目次

「好きなことだけをしていたい」

手作りに出会う

若いころから、おしゃれには興味がありましたが、市販の商品は、自分の気に入ったようにすべてリメイクしていました。
「好きなものしか、持ちたくない」・・・これは今も変わらない私のモノづくりの原点かもしれません。

特にバックにはこだわり、既製品の持ち手を直したり、ファスナーを付け変えてみたり、ポケットを付けたりしながら、私の思い通りの形に少しでも近づけようと、切磋琢磨していました。
私が欲しいと思うバックは、男性が使うような、シンプルでワイルドな、トートバックでした。

今も、私が「欲しいなぁ・・・」と思うバックと出会うことはめったにありません。
きれいで女性的なフォルム、万人向きのデザインや価格。
私の理想とするバックには程遠いものばかりです。

「気に入ったバックがないなら、自分で作ろう!・・・」が、今に至る手作りのきっかけでした。
幼稚園のバザーに出したり、ボランティアに協力したりするうちに、私の作ったものを気に入ってくださる方が増えてきて、買ってくださる方もあり、少しずつ自信もついてきました。

買い物に出かけた百貨店で、数人の女性たちが、思い思い手作りした作品を販売しています。
見れば皆さん、どう見ても私と同じ主婦にしか見えません。

「自分で作ったものが、お金になるなんて・・・」その時の衝撃!!
完璧な主婦生活から、別な私が目覚めた瞬間です。

あれから15年になります。今も当時出会った方々と、親しく交友させていただきながら、制作に励み、販売に取り組んでいます。

私のものづくり

百貨店が主に私の活動舞台です。
1週間、販売に従事しておりますと、いろいろなお客様と応対します。そのお客様から頂く私の商品への貴重なご意見を、参考にさせていただくこともあります。

私のものづくりには、あらかじめ設計図はありません。
デザインを起こし、綿密な企画に乗っ取ってから素材を選ぶことはありません。

仕入れに行って、気に入った素材に出会ったとき、初めて「作りたいもの」が浮かびます。
素材が私にひらめきを与え、何が作りたいかがその時に決まるのです。

ですから、気にいったものがなければ、そのまま帰ることもしばしばです。
問屋には「私の注文は難しい・・・」とよく言われます。
その通りで、計画的な作品作りはできにくいので、常に在庫は品薄です。

ですが、出来上がった作品がバラバラになることはありません。
自分の「好き・嫌い」は形に現れ、それが私の個性になっているのだと思います。
商品を前に、お客様と思いが共鳴できた時は、これほどうれしいことはありません。

おしゃれって生き方

私はおしゃれにはその方の「生き方」が出ていると思っています。
もちろんおしゃれは千差万別です。
どれが良い、悪いではなく、多くのお客様に出会う中で、残念に思うことは、トータルでちぐはぐな方をお見かけした時です。

たまたまそうだったのか、わかりませんが、お持ちになるもの、あるいはお召しになっているものは、その方の好きなものばかりだと思います。
それこそ個性が集積されていると思っています。
生き方のこだわりは、本人が自覚しないまでも、その方の装いの中にも表現されているのではないでしょうか。

私のバックが高いか、安いか自分では決めかねます。
原価がどうであれ、思い通りに仕上がった作品には、自分が納得した価格をつけます。
価格設定の常識から外れているかもしれません。

でも、私の作った手作りのバックは、私の自己主張ですから、価格に妥協することはありません。
そのうえで、気に入った方にお買い求めいただくだけで十分だと思っています。

もちろん「売れ残り」もありますが、価格を下げることなく、更にアレンジして新製品に仕上げます。

これからも、私は「好きなことだけをしてゆきたい。好きなものだけを作ってゆきたい」
のです。

この記事は、池田明美氏のインタビューからをもとに書き起こし、STA企画 青木みな子が編集し、氏の了解を得て公開しております。

商品紹介

W35 H34 D12

取手高さ8.5

取っ手長さ28

\53,900(税込)

W41 H38 D15

取手高さ26

取っ手長さ60

\40,700(税込)

W22 H32 D10

取手高さ7

取っ手長さ25

\29,700(税込)

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