ケア

相変わらず、休みの日の私の重大なミッションは落ち葉かきである。
朝に集め、昼に集め、夕暮れにまた集めるが際限がない。
今も頭の上に、がさりと落ちてきた。

しかし、よくよく見ると、半月前のそれとはだいぶ様子が違う。
水気もなくて、色あせてみえる。
風もないのにぽろり、ぽろり、次々と落ちてくる。

かき集めるほうきの先で、カサカサ枯れた音を立てる。

思わず笑ってしまう。
だってそうでしょう?
水分がなくなって、精気もなく、ハリを失った落ち葉は、年取った私の肌にそっくりではないか!

人間のしわは何故できるか聞いたことがある。
水分が蓄えられなくなった人の肌は、それでも一定量の水分を蓄えようと、表面積を広くする。
広くなった表面積はたたみこまれ、これぞ「しわ」というのである。
なるほど・・・

そういえば、このごろの化粧品のTVコマーシャルもやたらと水分の補給をPRしている。
人の細胞は90%水分でできているのだから当たり前と言えば当たり前なのだが・・・

若々しい肌を保つために、①はがす ②与える ③閉じ込めることが大切なのだそうだ。

① はがす・・・ファンデーションなど一日の終わりに肌についているものをすべて落としきることが大切である。
② 与える・・・ここでたっぷりと化粧水や美容液を、肌がいらないというまで補給すること。
③ 閉じ込める・・・あたえた水分や栄養を失わないためにクリームで閉じ込めること。

なんと説得力のある言葉。
ながらテレビ族の私の頭にもぴったりはまり込んだ。
人の顔は特別な生命体なのだ。

それに比べると、自然にはケアのしようもなく、ミッションを終えると土に帰ってゆく。
来春芽生える自然に、今年と同じものの再生はない。

そう思うと、庭いっぱいの落ち葉に愛おしさが沸く。
ご苦労様。ありがとう。

さあて・・・今夜は老いゆく私の肌に十二分の水分を与えようではないか!

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この記事を書いた人

6月生まれ
そのせいか、寒さより、暑さに強い
限界を超えた体重に苦慮して、昨年、カーブス入会
見た目より、感傷的で繊細(と自分では思っている)

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