父の庭先から『夏野菜を植える。』

1週間前、農協でいくつか夏野菜の苗を買った。
その苗は、温室育ちのため、1週間ぐらい軒下で、寒さにならしてから地植えにするようにと指導された。。

10日も過ぎてしまったが、4個のコンポートの土入れから始めた。
トマト3本、茄子、きゅうり、レタス、各々2本、ピーマン1本。

たったこれだけで半日以上かかってしまった。
というのも、蔓ものが多いだけに、長くて丈夫な添え木をたてるのに、かなり手間取ってしまったのだ。

にもかかわらず、不合格。
ご近所さんのご指導によれば、苗と苗の間隔が狭すぎる。
50CMは開けないと、大きく育たないというのであった。
ここでもソーシャルディスタンスか・・・と思いながら先ほど植え替えたばかりである。

去年は中玉のトマト「桃太郎」に初めてチャレンジしたが、幾つも育たなかった。
けれど、初めて自分で育てた採れたてのトマトを口にしたときは、感動した。

物づくりをしたことがない私は、とにかく不器用なのである。
だから、野菜を育てるなんて、考えもしなかった。
庭先によく訪れる、ご近所さんの影響「大」である。

古いコンポートの中の土をかき回していると、根切り虫が出てきた。
これはカナブンの幼虫ではないだろうか、カブトムシのそれより小さいが、悪い奴である。
土中で、野菜と言わずなんでも根を食い尽くして枯らしてしまう。

秋冬を越えて、この半年食べるものない中、よく生きていられたなあ・・と感心しながら、強い日差しの中にほうり出してやる。

そりゃあ熱かろう、眩しかろう。慌てふためいて、逃げ出そうとするから、またすぐ日差しの中にほうり出してやる。
方向も分からず、右往左往逃げ回っているうちに蟻に出くわした。

蟻はすごい!
自分の5倍はあろう根切り虫に攻撃を仕掛ける。

嚙みつかれたのか、幼虫はくねくね体をよじらせ、また逃げようとする。
蟻は尻にかみついたまま離さず、両者動かない。

数秒して他の蟻が寄ってくると、上に下にと攻撃をはじめた。
そしてあの大きな幼虫を運び始める。多分巣へ行くのだろう。
幼虫は観念したのか動かない。

生きたまま食料になってしまうのだろうか・・・
後味の悪い場面に居合わせたものだ。
いや、後味の悪いことをしてしまったものだ。

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この記事を書いた人

6月生まれ
そのせいか、寒さより、暑さに強い
限界を超えた体重に苦慮して、昨年、カーブス入会
見た目より、感傷的で繊細(と自分では思っている)

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