父の庭先から『壁の花』

四季咲きのバラが咲いた。挿し木から2年。冬場は葉を落とし、枯れたようにも見えたが、
気が付けば、青々とした葉に、一重の真っ赤な花を咲かせる。
植物の生命力に、本当に感激する。

咲いている場所は、元駐車場の壁際。
駐車場にする前は、築山になっていたので、ブロック塀はかなり汚れて見苦しい。
そこを何とか花で埋めたいと思い、選んだのがS夫人の庭のバラの花。
3本の枝の挿し木が、初めての私の花づくりだった。

築山にする前、ここには小さな瓢箪池があった。
父の手製のこの池の真ん中には、これまた小さな島があり、松が植えられ、つつじがきれいだった。

それを埋めたのも、父だった。
突然、最愛の息子を失った父は、その池こそ「鬼門」だという言葉を耳にして、どんな思いでこの池を埋めていったのだろうか。

父の庭先は、悲しい思い出がいっぱいだ。

だからこそ、明るい草花でいっぱいにしてあげたいとおもう。

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この記事を書いた人

6月生まれ
そのせいか、寒さより、暑さに強い
限界を超えた体重に苦慮して、昨年、カーブス入会
見た目より、感傷的で繊細(と自分では思っている)

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