父の庭先から『リンゴと柿』

耳寄りな話を耳にした。
リンゴが放つエチレンガスは、他の果物を醸成させるという。

「ピン!!」と閃いた。
ならば、庭のまだ青い柿の実で試してみようと。

毎晩ネズミに齧られては、落下する柿の実は、もういくつも残っていない。
このまま行けば、今月末までには、何もなくなってしまうに違いない。
善は急げだ!。

「ならば」と言って、2個を残してすべて刈り取った。
2個残したのは、ネズミにあげる最後の晩餐のつもり。

お盆2枚、透明なビニール袋2枚、リンゴ4個

準備完了。
あとは熟して甘くなった柿を待つばかり。

あれから1週間後。
柿は熟れすぎたのか、ブヨブヨのいかにも不細工な結果になった。

甘いことは甘いが、人様に差し上げるにはあまりにもひどい!
スプーンですくわなければ、タラタラ流れ落ちてしまう。

そういえば、父は柔らかく熟した柿をいつもおいしそうに食べていたが、この柿を見たら
何というかなぁ・・・と思いながら私は一人で、スプーンですくいながら食べる。

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この記事を書いた人

6月生まれ
そのせいか、寒さより、暑さに強い
限界を超えた体重に苦慮して、昨年、カーブス入会
見た目より、感傷的で繊細(と自分では思っている)

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