ハンドメイドとは何か?作者の自覚

手作りと言ったり、ハンドメイドと言ったり、人によって、所によって表現が違います。
社内でもよく見られる光景です。
ハンドメイドって、あいまいな表現が多いのです。
今回はこれについて考えてみました。

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ハンドメイドは作品?製品?商品?

あいまいな使われ方をしています。   
でも、大体こんな感じでしょうか。

自分が作ったモノを、作品なんていうのは、少し気恥しい。
かといって製品には、工業生産的な、イメージがあるので違う気がする。
商品というのは、大量生産され、大量流通されているものを指すのではないかと思うので、これも違うように思う。

それぞれの言葉を、調べてみました。
読んで字のごとし。 製品は作られたモノの総称です。
商品は商われるすべてのモノの総称です。
難しいのは、いろいろな解釈が分かれるのが作品です。

「作品」は、音楽や、絵画、陶芸、彫刻、文学等々芸術といわれるジャンルで創作活動した結果に評されることが多いようです。
そこには作者の思想や意思が表現されおり、多くの人々、すなわち社会に発信され、影響を与えた、あるいは与えているものが作品なのだ。という考えがあります。
また一方で、単純に喜びや、楽しさを感じ、苦しみさえも共有できれば、立派な作品ではないかという考えもあります。

様々な意見があるようですが、ここでは自らの思いを形にして、共感してくださった方々に長く愛用していただけるものが作品だと定義づけしましょう。

では、ハンドメイドはどうなのでしょうか
お客様が手に取って「良い」「素敵」「便利」このように感じなかったら、購入には結びつかなかったと思います。
ここにも小さな感動があります。

現在、ハンドメイドは販売が目的で作られています。
一貫して、自分のテーマを追及している人がどれだけおられるでしょうか
社会的なメッセージを意識している人はまずいないと思います。

作り手の感性や情熱が一つ一つにこめられ、丁寧に作られてはいても、消費財なのです。
消費財は社会の変化に対応してゆきます。対応でき無ければ売れなくなります。
流通してこそ商品の価値が上がるのです。

つまり、私たちが扱うハンドメイドは,流通し、売れなければ生産の意味を失います。
乱暴な決着のつけ方ですが、今後私共は、作品という表現は使わず、商品、商われる品として「商品」と表現することにしました。

作り手は、作家?クリエーター?作者?製作者?

モノを作る人の呼称もいろいろあります。
職人、作家、クリエーター、作者、製作者
私たちは何となく分類していて、職人と思っている人はまずいません。

では作家とはなにか、クリエーターとはどういうことをなす人か調べてみました。
間口が広く、様々な分野もあり、簡単に定義づけはできませんが、モノを制作していて、専門家として認められているということでしょうか。

ハンドメイドの作者の多くは女性で、主婦がほとんどです。
趣味の延長上にあり、その収入で、一家を維持しているわけではありません。
専門家として社会に認められている人も多くありません。

以上のことから、今後、作家やクリエーターとの表現はやめて、「作者」と呼ぶことにしました。

ハンドメイドの社会的な立ち位置

市民権を得て、多くの作者が活動していますが、社会的な評価はどうなのでしょうか。

むかし、初老の職人に出店のお誘いをして断られました。
「あんないい加減なモノづくりをしている人達と一緒にしないでくれ・・・」
ショックでしたね・・・

ハンドメイドの技量の差はとても大きく、残念ながら、良いものは数が少なく、(一般的評判として)悪化が良貨を駆逐しているように見えているのです。

今、ハンドメイドが、伸び悩んでいます

いろいろな原因があるのでしょうが、一人一人に社会で活動している自覚が足りないのもあるでしょう。

めいめいが、好き勝手に作りっぱなしということも原因の一つだと思います。

女性たちにとって、こんな素晴らしい仕事はないと思っています。
欠点を修正しながら、なくてはならない職業へと、共に成長させてゆけたら楽しいでしょうね。

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